業務用エアコンの故障に際して、修理と交換のどちらにしようか迷っていませんか。業務用エアコンの法定耐用年数は、建物の設備の一部になっていなければ約6年、建物の設備の一部になっていれば13年から15年程度です。法定耐用年数とは減価償却に必要な年数を言います。とはいえ設置方法によってもエアコンの寿命は変わってきます。
というのも、直射日光の当たる場所に室外機が設置されれば老朽化が早まりますし、掃除や点検などのメンテナンスの頻度によっても変わるからです。また部品別の耐用年数は、フィルターが約5年でモーターが約8年、コンデンサが約10年さらにリレーや防振ゴムは約10年となります。あくまでもメンテナンスがきちんと施された場合の目安ですので、掃除や点検などを怠ると耐用年数は短くなる可能性が高いです。これらの耐用年数を目安にして、修理するか交換するかを検討してみましょう。
もしもメーカーの保証期間内なら、修理する方が得かもしれません。しかし保証期間が過ぎていて、なおかつ大規模な修理であれば交換する方がコストが安く済むことが多いです。あるいは修理したくても修理ができないこともあります。というのも部品の保管期間が過ぎると、修理に必要な部品が入手できない可能性が高いのです。
また、業務用エアコンは最新機種の方が省エネ効果が高いものが多いので、古い機種を長く使う方が光熱費がかかる傾向にあります。15年以上前の業務用エアコンであれば、修理より交換することを検討してみましょう。