業務用エアコンには色々な種類があり、設置するオフィスや店舗の規模に合わせて選ばれて利用されています。ただエアコンの種類によって平均寿命は異なるといわれており、例えば本体がビルドインタイプやダクトタイプは10年以上なのに対して、天井埋め込みタイプや壁掛けタイプ、床置きタイプや天吊りタイプの場合は6年程度と非常に短くなっています。設置してから平均寿命と呼ばれる時期を超えているけれど、問題なく使用できていると感じるなら、実は業務用エアコンから出ている交換のサインを見逃している可能性もあるので、後々トラブルにならないためにも一度業務用エアコンの状態をチェックしてみることをおすすめします。交換のサインとして挙げられるのが、異音や気になる臭い、空調機能が弱くなることや水漏れ、ブレーカーが落ちるといった状態です。
特にガタガタと異音がする場合、室内機の送風ファンや室外機のコンプレッサーの調子が悪い可能性があり、これらの異常が見られる場合はできるだけ早く使用を中止すべきです。臭いに関してはクリーニング不足や、フィルター掃除が十分でないことで本体内部にホコリがたまり、カビが発生している可能性があります。一度フィルター掃除や業者クリーニングを受けることで状態が改善する場合もありますが、製造年数からだいぶ時間が経っている古いエアコンを使用していた場合、新しいものに買い替えて自動クリーニング機能が搭載されているタイプに交換したほうが、空調機能が正常に働くので良い場合があります。